耳の後ろの腫れセルフケアと受診の判断基準(コロナ禍含む)


耳の後ろに腫れが見られた場合、特にコロナ禍においては、どのように対処し、どのような場合に医療機関を受診すべきか、判断に迷うことがあるでしょう。まず、セルフケアとしてできることは限られていますが、症状を悪化させないためには以下の点に注意しましょう。* 腫れている部分をむやみに触ったり、押したりしない: 刺激を与えることで、炎症が悪化したり、細菌感染のリスクが高まったりすることがあります。 * 清潔を保つ: 耳の周りを清潔に保ち、細菌感染を防ぎましょう。ただし、強くこすり洗いするのは避けてください。 * 十分な休息と睡眠をとる: 体の免疫力を高め、自然治癒力を助けます。 * バランスの取れた食事を心がける: 栄養状態を良好に保つことも、回復には重要です。 * 痛みが強い場合は、冷やす: 清潔なタオルで保冷剤を包み、軽く当てる程度であれば、一時的に痛みが和らぐことがあります。ただし、冷やしすぎには注意しましょう。次に、医療機関を受診すべき判断基準です。コロナ禍であっても、以下の場合は医療機関の受診を検討してください。* 腫れが急に大きくなってきた、または痛みが強い場合 * 腫れている部分が赤く熱を持っている、または膿が出ている場合 * 発熱、咳、喉の痛み、倦怠感など、他の全身症状を伴う場合(特にコロナ感染を疑う症状がある場合は、まずかかりつけ医や発熱外来に電話で相談しましょう) * 腫れが数日経っても改善しない、または悪化していく場合 * しこりが硬く、動かない、または徐々に大きくなっているように感じる場合(悪性腫瘍の可能性も稀ですが考慮が必要です) * 他に気になる症状がある場合や、原因が分からず不安な場合 自己判断で市販薬を使用したり、様子を見続けたりすることは、症状の悪化や診断の遅れにつながる可能性があります。特に、コロナ禍においては、医療機関への受診をためらってしまうこともあるかもしれませんが、気になる症状があれば、まずは電話で相談するなどして、適切な指示を仰ぐようにしましょう。医師の診察を受けることで、正確な原因が分かり、安心して適切な対処をすることができます。