先週の土曜日の深夜、急激な腹痛に見舞われ、私は地域の救急センターを訪れました。痛みで意識が朦朧とする中、なんとか受付を済ませましたが、診察が終わった後に直面したのは医療費の計算という現実でした。窓口のスタッフから「現在は会計担当が不在のため、預り金として1万円をお支払いいただけますか。来週以降の平日に再度お越しいただき、精算をお願いします」と告げられたのです。救急病院での預り金については以前から知っていましたが、実際に自分がその状況になると、現金を用意しておいて本当に良かったと痛感しました。私の場合は1万円でしたが、隣で受付をしていた方は保険証を持っていなかったようで、3万円の預り金を提示されて困惑している様子でした。支払いを終えると、私は小さな青い紙の「預り証」を手渡されました。そこには私の名前、日付、金額、そして「この書類は精算時に必ず持参してください」という強い口調の注意書きが記されていました。看護師さんからも、これは現金の代わりだから絶対に失くさないでくださいと念を押され、私は大切に財布の奥にしまい込みました。後日、体調が回復した火曜日の午後に、改めて病院の会計窓口へ向かいました。窓口で診察券、健康保険証、そしてあの預り証を提出すると、スタッフの方が端末で手際よく当日の処置内容を計算してくれました。血液検査や点滴、そして深夜の加算などが含まれ、実際の請求額は6850円でした。私は1万円を預けていたので、差額の3150円がその場で現金で返金されました。そして、ようやく「領収書」と書かれた正式な書類を受け取ることができたのです。この体験を通して感じたのは、預り金制度は患者を待たせないための仕組みでもあるということです。もしあの深夜、正確な計算が終わるまで待たされていたら、会計だけでさらに1時間はかかっていたでしょう。体調が悪い時にすぐに帰宅できるのは、この制度のおかげなのです。一方で、平日にわざわざ精算に行かなければならないのは、仕事をしている身としては少し負担に感じました。幸い私の自宅から病院は近かったですが、遠方から救急車で運ばれた人の場合はどうするのだろうと疑問も湧きました。病院によっては現金書留での返金や振込に対応している場合もあるそうですが、基本的には対面での精算がルールのようです。急なトラブルはいつ起こるかわかりません。皆さんも、救急病院へ行く際は、治療費としてだけでなく、この「預り金」という名目の現金を少し多めに持っていくことを強くお勧めします。あの時、財布に数千円しか入っていなかったらと思うと、痛みとは別の冷や汗が出ていたに違いありません。
夜間救急で預り金を支払った実体験の記録