2026年1月
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私が医療事務を辞めた理由と窓口の過酷な現実
私はかつて、地域でも評判の大きな病院で医療事務として働いていました。しかし、わずか三年でその職を去りました。ネットの掲示板などで病院の受付は態度が悪いと叩かれているのを見るたびに、当時の苦い記憶が蘇ります。確かに、私の対応も最後の方は決して親切とは言えなかったかもしれません。でも、あそこに座り続けるのは本当に過酷なことなのです。朝の八時半から、窓口にはすでに長蛇の列ができています。患者さんは皆、体が痛かったり熱があったりして、とてもイライラしています。少しでも順番が遅れると、怒鳴り散らされるのは当たり前です。そんな中で、私たちは一円のミスも許されない精緻な計算をこなし、同時に鳴り止まない電話に出なければなりません。医師からは早くしろと急かされ、看護師からは事務的な不備を指摘される。板挟みの状態で、心は常に限界まで張り詰めていました。患者さんの不安に寄り添いたいという初心は、繰り返されるクレームと終わらない業務の山に埋もれていきました。笑顔を作ろうとしても、顔の筋肉が強張ってしまうのです。時には、昨日まで元気に話していた患者さんが亡くなったという知らせを事務的に処理しなければならないこともあります。感情を動かしていては、この仕事は続けられないと気づいたとき、私は表情を消すことを覚えました。それが患者さんには態度が悪いと映ったのでしょう。病院の受付という仕事は、優しさだけでは決して務まりません。高い事務能力と鉄のような精神力、そしてどれだけ理不尽なことを言われても受け流す鈍感さが必要なのです。私はそのどれもが足りず、心が折れてしまいました。今でも病院に行くと、冷たい顔をした受付の人に同情の念を抱かずにはいられません。